☆ネゲブ <アブダット、ラモン渓谷、エイラット>
●アブダット…ネゲブ地方はイスエラエルの南半分を占め、エジプトのシナイ半島に隣接する砂漠地帯。その中にあるアブダットは古代ナバテヤ人の遺跡。ナバテヤ人といえばその首都があったヨルダンのペトラ遺跡で有名。隊商の民として独自の文化をもった。
●ラモン渓谷(マクテシ・ラモン)…ネゲブ砂漠の中央に位置し、約1億年前に地球の地殻変動と雨水の浸食作用によってできた巨大なクレーター地形。
●エイラット…紅海のアカバ湾(エイラット湾)の奥にあるイスラエル最南端の港町。建国後の1950年代に造られた新しい町で、観光客が1年中絶えないリゾートタウンとしても発展している。ヨルダンのアカバに隣接し、またエジプトのシナイ半島のタバにも近い国境の町でもある。
<アブダット> ナバテヤ人は、紀元前3世紀頃から紀元2世紀頃までネゲブに住み、大規模な灌漑を行い、農耕を営んでいたようだ。左はローマ時代の教会の跡。遺跡は、草木の生えない砂礫の砂漠の中の小高い丘の上にある。 |
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<ラモン渓谷> 展望台から見るラモン渓谷のパノラマ。土の色が変わっている場所には鉄、銅、マンガン等の鉱物資源があるそうだ。 |
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<ラモン渓谷> 高さ500mの崖が40km近く続く。坂を下り、クレーターを横断する道は、ネゲブ砂漠を縦断しエイラットへと続いている。 |
<アラバ街道> ヨルダン国境に沿って延びるアラバ街道沿いには、キブツの経営する農場があちこちにある。写真は、特産のナツメヤシの畑。 |
<エイラット> 大きなホテルが建ち並ぶノースビーチのマリーナの一角。右の写真の左手遠くは、ヨルダンのアカバの町。 |
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<エイラット> 紅海の海底を見ることができる水中展望台。紅海は、水温が高く珊瑚礁が発達しており、世界中からダイバーが集まる。 |
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<エイラット> 水中展望台からの眺め。左はアカバ湾とアカバの町。巨大なアラブの旗がはためいていた(拡大写真)。ここのすぐ南はエジプトとの国境(右写真)。シナイ山へはここから行くことができる。アカバ湾をはさんでサウジアラビアの海岸が見える日もあるとのこと。 |