カラクリ湖

●カラクリ湖

6月25日（木）　カラクリ湖

カラクリ湖観光。カシュガル（喀什）から世界の屋根パミール高原のカラクリ湖まで往復400kmのドライブをした。走った道は、天山南路から続く国道314号線で、カシュガルから先は「中巴公路」とも呼ばれ、フンジェラブ峠を越えてパキスタンまでつながっている。近年改修工事が終わり快適に走ることができた。
まず、カシュガルから65kmのウパール村にて昼食時の西瓜の買出しをした。この先は、クズルス・キルギス自治州に入り、紅山の見えるウイタグで休憩し、ガイズ河に沿って峡谷をゆるやかに登って行った。ガイズ検問所にてバスから降りてパスポートのチェックを受けた後、昔のキャラバン・サライ（隊商宿）の跡が残る場所と、川が合流して浅い湖となっているブロンコで休憩し、13時半にカラクリ湖に到着した。
カラクリ（喀拉庫里）湖は、標高3600mにある高山湖で、「黒い湖」の意味だという。湖からは、「白色帽子」の意をもつパミール高原の最高峰であるコングール（7719m）、第２位のコングールチュビエ（7595m）、そして「氷山の父」と称される第３位のムスターグ・アタ（7546m）の雄姿を堪能することができた。
湖畔のレストランで昼食をとった後、同じ道をカシュガルへと戻った。

快晴、パミールの山々の大パノラマ（カシュガル郊外、標高1300m）
コングール	紅山鉄分を含むので名前のとおり赤い。
中巴公路（ウイタグ、標高1700m）タシュクルガンまで223kmの標識	ガイズ河
この辺りの山は緑色を帯びていた。	検問所付近から（ガイズ、標高2300m）（頂上部の拡大）
川岸の石垣で囲まれ草が生えている所がキャラバン・サライの跡（標高2800m）	ブロンコ付近
ブロンコ付近（標高3300m）
カラクリ湖（標高3600m）とコングールチュビエ、コングール
コングールと氷河	コングールチュビエ湖畔で客を待つラクダと土産物の露店
カラクリ湖とムスターグ・アタ（頂上部の拡大）	キルギス族のパオ
コングールチュビエと氷河	ムスターグ・アタ
カシュガルの中心、人民路と解放路の交わる十字路この先が人民広場で、右手を挙げる毛沢東像が中央に見える。緑色の車はタクシー、ロバ車は見かけない。この辺りには異国情緒はまったく感じられない。	カシュガルのメイン・ストリート人民西路
日没直後（22時）のエイティガール寺院寺院前の広場は近年整備されてすっかりきれいになってしまった。	エイティガール寺院前の広場