●トクス（徳克斯）

6月17日（水）　トクス→ナラティ

• 午前はトクス観光。1937年から新しい町造りが始まったトクスは、独特の形すなわち古代中国から伝わる易の八卦図を象って（簡単に言えば八角形）街路が作られている。 町の中心にある八卦塔から町並みを眺めた。
  午後は、トクスの東250km、イリ河上流のクネス河沿いのナラティ（那拉提）へと向かった。途中何度も道路を行進する羊や牛、馬の群れと出会った。
  ナラティ河谷度暇村泊。「度暇」とはリゾートの意味だが、この度暇村はあまりに簡素な施設であった。標高1500m、夜は寒くてセーターを着込んだほどであった。

トクスは別名「八卦城」という。町の北の峠より。	町の形を表した花壇（トクス）
八卦塔（トクス）	トクス 八卦図の中心すなわち町の中心に八卦塔がある。120段の階段を登って塔の上から街の形を確認しようとしたが、やはり空の上からでないとよく分からない。 （Googleマップ）
羊の行進	ナラティ河谷度暇村 ナラティは２つの山脈にはさまれたクネス河の谷にある。景色は申し分ない。
雨上がりの草原と日が暮れて放牧から帰る牛の群れ（ナラティ）

●ナラティ（那拉提）草原

6月18日（木）　ナラティ→ウルムチ→コルラ

• 人間天堂（天国）と称されるナラティの観光。
  （もともとこのツアーのハイライトは、ナラティの先90kmにあるバインブルクであった。 バインブルクは、周囲を天山山脈に囲まれた大草原で、九曲十八湾と呼ばれる大きく蛇行して流れる河や、天鵞湖という白鳥の群れが飛来する湿地帯があり、モンゴル族が遊牧する新疆の秘境と言われる地である。 とても楽しみにしていたのだが、急にバインブルクに至る道路の工事が始まり車の通行ができなくなったとのことで、その代替としてナラティ草原を観光することになったのであった。）
  入口で乗り合いのマイクロバスに乗り換え、九十九折に山を登り、空中草原と呼ばれる標高1900mの山上の大草原へ到着。雪山の麓に広がる草原には、清らかな小川が流れ、カザフ族のパオが点在して牛や馬が放牧されていた。 高山植物が咲き乱れ、晴れていて最高に気持ちのよい所であった。ちなみにナラティとはモンゴル語で「太陽」の意。電気カートに乗って草原の中央まで往復した。最近売り出し中の観光地のようで、観光客もけっこう多かった。
  ナラティの町での昼食後、2006年にオープンしたナラティ空港へ。いったんウルムチへ飛び、着後飛行機を乗り継いでコルラへと向かった。（もともとはバインブルクから４駆で天山山脈を越えコルラへ行くはずだったが、今回は飛行機での天山越えとなってしまった。）
  ナラティ空港を当初の出発時刻より３時間遅れで離陸。空から見る天山山脈もまた格別、ウルムチ着陸前にはボゴダ峰も見ることができた。
  深夜０時コルラ巴州賓館泊。

那拉提鎮 那拉提鎮（ナラティ町）の目抜き通りは国道218号線。観光客や町の人でにぎわっていた。	ナラティの谷より空中草原へと登って行く。
ナラティ草原
ナラティ草原
ナラティ草原 振り返るとナラティの谷をはさんだ北側にも雪山が連なっている。
お花畑（ナラティ草原）	高山植物（ナラティ草原）
高山植物（ナラティ草原）	高山植物（ナラティ草原）
高山植物（ナラティ草原）	ナラティ草原
ナラティ草原	ナラティ草原
カザフ族の夫婦とパオ 外観は地味だが内装はとても色鮮やか。ソーラーやアンテナ、オートバイもあってけっこう文化的であった。	パオの内部
ナラティ空港	ナラティ空港より
天山山脈（ナラティ−ウルムチの機窓より）	天山山脈（ナラティ−ウルムチの機窓より）
空から見たボゴダ峰、この日は雲一つなかった。	空から見たウルムチの街

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