人間瑶池 ― 黄 竜

　黄竜は、白や黄色の石灰岩でできた３０００以上の棚田状の池が連なる、大自然が数億年をかけて造り上げた奇観で、「人間瑶池（この世の仙境）」と言われる。標高３１００ｍ〜３５００ｍの高所にあるが、道は桟道で整備され、その両側に蓮の葉のような形の池が続いている。トルコのパムッカレのような風景である。谷の奥には万年雪をいただく雪宝頂山（５５８８ｍ）が聳え立ち、文字通り黄色い竜が山を駆け上るように見える。
　黄竜は、九寨溝の９０ｋｍ手前の川主寺から車で２時間であるが、道路は未舗装で、途中３９００ｍの峠を越える。峠からは岷山山脈の主峰である雪宝頂山を望むことができる。

洗花池群	飛瀑流輝
流輝池群	金沙灘
盆景池群	谷の奥に聳える 雪宝頂山
流芳池群	黄竜寺の裏の浴玉池群
標高３５００ｍ、紅葉が始まっている。	３９００ｍの峠より雪宝頂山

日程
■９月１１日　成田→北京
■９月１２日　北京→成都
■９月１３日　成都→川主寺
■９月１４日　川主寺→黄竜→川主寺→九寨溝
■９月１５日　九寨溝（終日）…則査窪溝、樹正溝
■９月１６日　九寨溝（終日）…日則溝
■９月１７日　九寨溝→松潘→茂県
■９月１８日　茂県→都江堰→成都
■９月１９日　成都→北京
■９月２０日　北京→成田