武陵源は、中国湖南省の北西部に位置し、大自然の侵食によって造形された奇岩奇峰が天を突くように屹立する仙境の地である。有名な桂林と黄山の山水美を合わせもつと言われ、中国の代表的な山水の世界を楽しむことができる。武陵源は、張家界国家森林公園、天子山自然保護区、索渓峪自然保護区の３つの風景区から成り、１９９２年にユネスコの世界遺産に登録された。近年空港やロープウェイが完成し、道路やホテルも整備されつつあり、日本からも訪問しやすくなった。 （詳細地図）

■張家界国家森林公園

奇岩奇峰にはさまれた渓流沿いの約６ｋｍの遊歩道を散策する金鞭渓風景区と、山の上から張家界全体を見渡す黄石寨風景区から成る。当日は生憎の雨で、渓流は濁流に変わり、ロープウェイで上がった黄石寨山頂からは濃いガスの切れ間に一瞬峰々を垣間見ただけであった。

■天子山自然保護区

張家界を凌駕するとも言われる景勝地である。ロープウェイで山頂に上がり、展望台から奇峰群を間近に見ることができる。この日は前日とは打って変わった好天に恵まれ、切り立った絶壁や林立する無数の岩針峰を堪能することができた。

■索渓峪自然保護区

索渓峪の見所は黄龍洞と宝峰湖。黄龍洞は総面積２０万ｋｍ2におよぶ大鍾乳洞で、洞内には地底川が流れボートで遊覧する。宝峰湖では遊覧船に乗って優美な山水の世界を楽しむことができる。

日程
■７月１４日　成田→広州→長沙
■７月１５日　長沙→張家界
■７月１６日　張家界（終日）
■７月１７日　張家界→天子山→索渓峪
■７月１８日　索渓峪（終日）
■７月１９日　索渓峪→桃花源→常徳
■７月２０日　常徳→長沙
■７月２１日　長沙→広州→成田

トップに戻る